あの日見上げた空には、星も月もなかった────
中の人
Author:水無月十夜
Sicx Livesに
表:鬼狂童子(2763)
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いわゆる遺跡外オンラインにめっぽう弱い駄無ーしゃる∈(・ω・)∋
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素材がある場合に狂おしく募集します。
対価は要相談。
【生産技能 請け負い】
●第1~5回更新
希望者は伝言でご相談下さい。
→表/セルフォリーフ:防具作成
→裏/アンジニティ:魔石作成
→適宜承っております。
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闇の中、声が聞こえる。
…喰った。
文字通りだ。
気迫で飲み込んだのでも、犯したのでもない。
文字通りその肉を、魂を…喰った。
「あの」時代なら日常茶飯事だった事だ。
血で血を争い屍山血河を乗り越えて、ひたすら修羅道を突き進んだ。
一薙ぎで十のあやかしの首を撥ね、一晩で百のあやかしを喰い、一声で千のあやかしに号令した。
あの頃の秋津島には、今とは比べ物にならないくらいの「あやかし」がいた。
俺はそいつらに怖れられる祟神であったのだ。
でも鞍馬山の先代の大天狗も、鈴鹿御前ももういない。
あやかし狩りの坂上も、九尾を調伏した玄翁和尚もジジイになって死んだ。
もうあの時代は終わったんだ。
喰うあやかしも乏しくなれば力は衰える。
俺達は皆、ありきたりの化け物でしかなくなっていった。
そして俺自身も油断していた所を、ちんけな蛇神崇拝の隠れ里のジジイに調伏されて、クダギツネにされちまった。
そしてなんだかわけのわからねえ紆余曲折を経て、もとは同一存在であった九尾のバカの仕組んだ大呪術のとばっちりを受け、長年蓄えた妖力も霊珠として引っこ抜かれて、ただのぼろ雑巾みたいな肉塊にされた。
これがこの島にいなかった間の出来事だ。
傷も癒えず息をするのも精一杯で、チビギツネの血肉を啜ってこの数日を生き長らえた。
満足に立ち上がるのにもあと数ヶ月はかかると思われたが、それでも俺は生き続ける為にはとっとと立ち直らなければならない。
今度同じ目にあわされたら、俺だけじゃなくあのガキも死ぬだろう。
だから、俺は夜半にこっそり野営地を抜け出した。
はじめは小動物、次に獣。
そして■■。
泣き叫んでいた。
きちがいの様に暴れていた。
小便を漏らしやがった。
それでも俺は指を千切り、腸を貪り、血の一滴まで啜った。
何一つ痕跡は残さない。
ただ翌日に神隠しの噂が広まるだけだ。
なんて事はない。
どこにだってありふれている風景だろう?
死神だって闊歩するこの島なんだから、誰がさらっていたのかなんてわかりゃしない。
そんな事を繰り返すうちに、少しずつ力を取り戻した。
いつまでも繋がりきらない四肢もやっと結合させ、地べたに這い蹲らずに浮遊する事も出来る様になった。
力の渇き、魂の綻びは繕えた。
あとはこの虚ろな心の穴を埋めるだけだ。
そして俺は飛んだ。
■火群の復活日記、ひとまず完結。
…喰った。
文字通りだ。
気迫で飲み込んだのでも、犯したのでもない。
文字通りその肉を、魂を…喰った。
「あの」時代なら日常茶飯事だった事だ。
血で血を争い屍山血河を乗り越えて、ひたすら修羅道を突き進んだ。
一薙ぎで十のあやかしの首を撥ね、一晩で百のあやかしを喰い、一声で千のあやかしに号令した。
あの頃の秋津島には、今とは比べ物にならないくらいの「あやかし」がいた。
俺はそいつらに怖れられる祟神であったのだ。
でも鞍馬山の先代の大天狗も、鈴鹿御前ももういない。
あやかし狩りの坂上も、九尾を調伏した玄翁和尚もジジイになって死んだ。
もうあの時代は終わったんだ。
喰うあやかしも乏しくなれば力は衰える。
俺達は皆、ありきたりの化け物でしかなくなっていった。
そして俺自身も油断していた所を、ちんけな蛇神崇拝の隠れ里のジジイに調伏されて、クダギツネにされちまった。
そしてなんだかわけのわからねえ紆余曲折を経て、もとは同一存在であった九尾のバカの仕組んだ大呪術のとばっちりを受け、長年蓄えた妖力も霊珠として引っこ抜かれて、ただのぼろ雑巾みたいな肉塊にされた。
これがこの島にいなかった間の出来事だ。
傷も癒えず息をするのも精一杯で、チビギツネの血肉を啜ってこの数日を生き長らえた。
満足に立ち上がるのにもあと数ヶ月はかかると思われたが、それでも俺は生き続ける為にはとっとと立ち直らなければならない。
今度同じ目にあわされたら、俺だけじゃなくあのガキも死ぬだろう。
だから、俺は夜半にこっそり野営地を抜け出した。
はじめは小動物、次に獣。
そして■■。
泣き叫んでいた。
きちがいの様に暴れていた。
小便を漏らしやがった。
それでも俺は指を千切り、腸を貪り、血の一滴まで啜った。
何一つ痕跡は残さない。
ただ翌日に神隠しの噂が広まるだけだ。
なんて事はない。
どこにだってありふれている風景だろう?
死神だって闊歩するこの島なんだから、誰がさらっていたのかなんてわかりゃしない。
そんな事を繰り返すうちに、少しずつ力を取り戻した。
いつまでも繋がりきらない四肢もやっと結合させ、地べたに這い蹲らずに浮遊する事も出来る様になった。
力の渇き、魂の綻びは繕えた。
あとはこの虚ろな心の穴を埋めるだけだ。
そして俺は飛んだ。
ぱんつ大好きな奴らの集うあの場所へ…!
■火群の復活日記、ひとまず完結。
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